東ティモール南西部 EBFカイカサ小学校(2023.07~2024.6完成)
東ティモール南西部 EBFカイカサ小学校

プラン・インターナショナルを通じて、
東ティモール南西部アイレウ県ファツボサ村カイカサ地区の小学校分校に
教室(2室)と教室備品や教材等をおくりました。

御協力してくださった皆さんに、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

(地図・画像提供 プラン・インターナショナル)
EBFカイカサ小学校の場所・地図

● 完成した校舎
完成した校舎
完成した校舎

【 現地からうれしいお声が届いています 】
●カルメリータさん/12歳、小学6年生、女の子

私には弟が1人いて同じ小学校に通っています。私は生徒会のメンバーで、環境係りをしています。環境に興味があるからです。学校に新しい教室に新しい机・イスが備わって、とてもよい環境になってとてもうれしいです。今では快適に授業を受けられます。

●パトリシオさん/12歳、小学6年生、男の子

ぼくには7人兄弟がいます。ぼくを含めて3人がこの小学校に通っています。ぼくは生徒会の会長をしています。以前の教室は古くて頑丈ではない造りだったので、雨や強風のときは授業に集中することができませんでした。今では新しい教室で快適に安心して授業を受け続けられるのでとてもうれしいです。文具やスポーツ用品なども支給されて、学校生活が楽しくなりました。

●アメリア・ヌメスさん/34歳、3人の子どもの母親

私には3人子どもがいますが、うち2人がこの小学校に通っています。児童の母親を代表してご支援に御礼申し上げます。プロジェクトにより新しい教室が建設されて、子どもたちが安全に学べるようになったので安堵しています。おかげさまで、子どもたちは通学意欲が以前よりずっと増しました。

●アントニオ・シルバさん/50歳、PTA代表

PTAの代表として、このプロジェクトの実現を可能にしてくださった日本と東ティモールの全ての方々に感謝しています。この学習環境を守っていく責任の一端はPTAの責任であり、私自身もしっかり担うつもりでおります。

●ベアトリス・トレザオさん/地方自治体の教育局局長

私たちの地域におけるプランの長年の活動にとても感謝しています。プランは特に基礎教育分野の支援に力を入れてくださってます。今回のような3教室の建設は大変ありがたいです。教育省とプランがうまく連携した本プロジェクトをご支援くださり、本当にありがとうございました。

●アルシノ・ティルマンさん/アイレウ県の学校担当職員

ファツボサ村がプランの活動地域であり、本プロジェクトが実施されたことを大変うれしく思います。新たに教室が建設されたこと、またプロジェクトを通じて多くの学びを得たことに心より感謝しています。

【 完成までの道のり 】

概要書

カイカサ小学校(分校)は、地元の資材で簡易に建てられた間に合わせのもので、
教室の壁、床、天井は老朽化が進んでおり、破損も激しい状態です。
学校のある地域は、年間を通じて強風など自然災害の多発地帯であるため、
建物の損壊リスクも大きく、児童・教師にとって安全な場所とはとても言えません。

また、現在1年生から4年生まで計80人の児童が学んでいますが、
児童数に対してスペースが不足しており、教室備品や教材も不十分です。

今回のプロジェクトで、子供たちが安全な学習環境のもとで
より質の高い教育を受けられるようになることを私たちは願っています。

中間報告書

プロジェクトは2023年7月に開始し、豪雨により建設資材の調達等に影響はありましたが、
2023年12月現在まで、大幅な遅れなく進捗しています。

EBFカイカサ小学校 関係者ミーティングの様子

EBFカイカサ小学校 建設中の壁部分

完了報告書

豪雨により建設資材の調達等に影響はありましたが、2024年6月に無事完了しました。

成果1:頑丈で十分な広さの教室が建設された。
成果2:教室に教室備品と教材が備わった。
成果3.意識啓発活動およびトレーニングを通じて、児童と教員、保護者らのジェンダー平等と包摂や暴力の弊害について理解が深まった。

以上により、対象校に通う子どもたちが、安全な学習環境のもとでより質の高い教育を受けられるようになりました。

EBFカイカサ小学校

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